こんにちは。ポメラニアンです。
この記事では、会社を辞める決意をした人が、辞める前までにやっておくべきことをご紹介します。
✔︎誰に向けて作ったのか?
結論、「24歳の頃の自分」です。
今から2年前、会社を辞めようと心に決め、本格的に動き出そうと考えていました。
会社を辞めよう!と決意はしたものの…
具体的に何をすれば良いか分からないし、結局なにも行動できてない…。
こんな当時の自分を振り返り、会社を辞める決意をした人が、辞める意思を伝えるまでにやっておくべきことを、昔の自分にアドバイスする気持ちでまとめてみました。
これから会社を辞めようと思っている方の、参考になれば幸いです!
✔︎ 結論:やっておくべきこと
それでは順番に見ていきましょう!
①辞める理由・目的を整理する
まずは、「自分はなぜ仕事を辞めるのか?」という、具体的な理由や目的をしっかり整理しておきましょう。
仕事を辞める理由や目的を、事前にしっかりと整理しておくべき理由は、2つあります。
理由1. 退職の意思を明確に伝えるため
仕事を辞めるときには、上司に退職の意思を伝える必要があります。
その時に、「なんとなく辛いから…」というように、具体的な理由が曖昧なまま面談をすると、改善の余地があると判断されて説得されたり、引き止められたりしてしまう可能性があります。
自分の意思をしっかりと伝えてきっぱり退職するために、「自分がなぜ退職したいのか?」という理由を、具体的に整理しておきましょう。
「どうしても、会社に本当の理由を伝えたくない!」という場合は、建前の理由を考えておくことも大切です。
■参考:【円満退職】使える退職理由10選【伝え方まで徹底解説!】
理由2. 自分自身を見直すため
自分の本心を見つめて「自分はなぜ仕事を辞めたいのか?」を整理しておくことで、次の道を選ぶ参考材料となります。
私の場合は、外回りがメインの冠婚葬祭業から転職したことがありますが、当時は、以下のような理由で辞めたいと思っていました。
・毎日外回りの力仕事で、体力的に辛い…
・本当は一人でじっくり仕事をしたいのに、常に対話が必要で、一人になれる時間がない…
・夏でもスーツで仕事するのが暑すぎて苦しい…
「なぜ辞めたいのか?」を繰り返し自分に問うことで、自分の価値観や改善点が明確になります。
そしてそれは、今後、自分らしく働くためのヒントになります。
退職後の日々を過ごしていると、当時の感覚を忘れてきてまい、自分自身を見失ってしまうことがあります。
リアルタイムで「辞めたい!」と思っている今のうちに、自分の本心を見つめてしっかりと整理しておくことをおすすめします。
②退職後にかかるお金を計算する
退職後にかかるお金を計算し、貯金すべき金額を明確にしましょう。
月ごとにかかる金額を把握できていれば、その支出に備えて現実的な準備ができます。
例えば、退職後に必要となる生活費には、以下のような項目が含まれます。
- 食費
- 日用品
- 公共料金(電気・ガス・インターネット代など)
- 交通費
- 税金関連
月の支出を20万円と見積もった場合は、6ヶ月で120万円が必要です。
私が退職後6ヶ月でかかった総額は、以下の記事で公開しているので、ぜひ参考にしてください。
■参考:無職になったらかかるお金は?退職後6ヶ月休むと毎月いくらかかる?
退職後に安心して生活するポイントは、「いつまでなら無収入のまま生活できるのか?」を把握することです。
生活費をあらかじめ見積もっておけば、収入がない状態になっても、必要以上の不安を感じずに済みます。
③貯金をする
会社を辞めた後は、貯金から生活費を支払うことになります。
生活費が底をついてしまうことがないよう、退職後に生活できる資金を貯金しましょう。
必要な貯金額の目安は、以下のとおりです。
- 会社を辞めて、すぐに転職活動をする人
→転職期間(3ヶ月〜半年が目安)+ ひと月分の生活費 - 次の仕事をするまで少し期間を空けたい人
→休みたい期間 + 転職期間 + ひと月分の生活費
必要な貯金額は、あくまで目安としてとらえましょう!
雇用保険に入っていれば、給与の50〜80%の金額を、一定期間受け取れます。
また、生活費は退職後にアルバイトでまかなうことも可能です。
私が退職後6ヶ月でかかった総額は、以下の記事で公開しています。
「退職後にかかるお金が予想できない…」という方は、参考にしてみてください。
■参考:無職になったらかかるお金は?退職後6ヶ月休むと毎月いくらかかる?
④失業手当をもらうまでの流れを確認する
失業手当をもらうまでの流れを、事前に確認しておきましょう。
雇用保険に加入していれば、在職時の給与の50〜80%の金額を、一定期間受け取れます。
手続きがスムーズに進むことで、より早く給付金が受け取れるので、経済的な不安を軽減できます!
失業手当の手続きは、ハローワークでおこないます。
一般的には、以下の流れで失業手当をもらいます。
- 退職後、会社から「離職票」が届くのを待つ
離職票は、退職後1〜2週間で自宅に郵送されてくることが多いです。
2週間経っても届かない場合は、会社に問い合わせてみましょう。 - 離職票が届いたら、ハローワークへ行く
離職票が届いたら、必要な書類を持ってハローワークに行きます。
必要な書類には、離職票、個人番号(マイナンバー)カード、印鑑などがあります。 - 待機期間を過ごす
失業手当の受給開始には、7日間〜3ヶ月の待機期間があります。
待機期間の間は、失業手当は振り込まれません。
※待機期間は、退職理由(自己都合・会社都合)により変わります。 - 失業認定日にハローワークに行く
失業手当を受給するには、「失業認定日」に求職活動の状況を報告する必要があります。
失業認定日は、約1ヶ月に1度設定されています。
この日にハローワークへ行き、求職活動の証明書(応募した企業などを記載)を提出します。 - 失業手当がもらえる!
失業認定日に求職活動の実績が認められると、口座に失業給付金が振り込まれます。
失業手当の給付は、退職後に必ず利用してほしい制度です。
スムーズに受給を開始するため、失業手当をもらう流れはしっかりと確認しておきましょう!
⑤退職願・退職届を書く
退職の準備が完了したら、あとは退職願と退職届を書くのみです!
「退職願」と「退職届」は、それぞれで記載内容と提出するタイミングが異なるので、どのタイミングで、なにを渡せば良いのか、しっかり確認しておいてくださいね。
・退職願
直属の上司に退職の意思を伝えるとき、一緒に提出します。
退職願はなくても構いませんが、あった方がより退職の本気度が伝わります。
そのため、上司も真剣に退職に向けて話を進めてくれやすくなります。
・退職届
会社に退職することを届け出る、正式な書類です。
一般的には、退職願いが受理されたあとに会社へ正式に提出します。
まとめ
今回は、会社を辞める決意をした人が、辞めるまでにやっておくべきことをご紹介しました。
まとめると、以下のとおりです。
- 辞める理由・目的を整理する
- 退職後にかかるお金を計算する
- 貯金をする
- 失業手当をもらうまでの流れを確認する
- 退職願・退職届を書く
退職前に準備をしておくことで、退職後も安心して生活を送れます。
新たな一歩に向けて、自分自身をしっかりと整えていってくださいね!
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