会社を辞めたら、いくらあれば生活できるんだろう…
そもそも税金って、いくらかかるの?
無職になった人が支払った、リアルな金額が知りたい。
こういった疑問に答えます。
この記事を書いた筆者は、会社を退職後、約6ヶ月の無職期間を過ごしました。
退職する前は、無職になってから必要な金額が全く分からず…。
一応ネットで調べてはみるものの、結局いくらになるのか検討がつかず、とても不安でした。
少なくとも6ヶ月は休みたいけど、毎月どれくらいの生活費がかかるんだろう…
税金とかもよく分からないし、今ある貯金でどれだけ持つのか検討もつかない。
ネットにはいろいろ書いてあるけど…結局いくらかかるの?
今回は、同じように悩んでいる方に向けて、無職になった時にかかったリアルな金額を公開します!
退職後の生活を、少しでもイメージしてもらえると幸いです。
✔︎ この記事の目次
① 無職になってからかかるお金は?
② 無職になったら、どんな税金を支払うの?
③ 6ヶ月休んだら、税金はいくらかかる?
④ 無職になってから支払った、リアルな総額を公開します!
⑤ 月ごとの金額の内訳
それでは、順番に見ていきましょう!
① 無職になってからかかるお金は?
無職になってからかかるお金は、「生活費」「税金と社会保障」の大きく2つです。
・生活費…毎月生活するのに必要な、衣食住にかかるお金。
・税金と社会保障…生活費とは別に、国や自治体に納めるお金。
退職前と退職後で大きく異なることは、
これまで会社が支払ってくれていた「税金と社会保障」を、自分で支払う必要があることです。
② 無職になったら、どんな税金を支払うの?
無職になったら、以下の「税金と社会保障」を支払う必要があります。
1.住民税
前年の所得で決まるため、最初の年はそれなりの金額になります。
年収が400万なら、年間で約17万円が目安です。
2.国民健康保険料
前年の所得で決まるため、最初の年はそれなりの金額になります。
年収が400万なら、年間で約33万円が目安です。
3.国民年金
毎月かかる金額は、約17,000円です。
その他にも、車などの資産がある場合は、その税金の支払いも必要です。
③ 6ヶ月休んだら、税金はいくらかかる?
筆者の場合は、退職後6ヶ月で、以下の税金と社会保障を支払いました。
1. 住民税:9万2,640円
2. 国民健康保険料:15万4,000円
3. 国民年金:0円
◎総額:24万6,640円
「住民税」と「国民健康保険料」は、6ヶ月分の金額です。
「国民年金」は、免除申請をしたので 0円でした。
税金や社会保障は、個人の条件や自治体により、減免や免除ができる場合があります。
減免や免除の対象となるかは、お住まいの地域の市役所に問い合わせてみましょう!
④ 無職になってから支払った、リアルな総額を公開します!
ここからは、筆者が退職後6ヶ月で支払った リアルな総額をご紹介します!
「生活費」と「税金・社会保障」を含んだ、すべての金額の合計です。
あくまで ”筆者の場合” となり、退職後にかかる金額は、収入額や生活スタイルによっても異なるので、参考程度にしていただけると幸いです。
■前提条件
・年齢:20代
・住まい:賃貸一人暮らし
・家賃:5万4000円
・前年の年収:約400万円
・国民年金:全額免除申請済み
結論、かかった総額は、108万4613円でした。
1ヶ月目 | 37万8,100円 |
2ヶ月目 | 12万3,916円 |
3ヶ月目 | 14万9,254円 |
4ヶ月目 | 13万9,640円 |
5ヶ月目 | 11万8,700円 |
6ヶ月目 | 17万5,003円 |
総額:108万4613円 |
毎月の生活費は、約11〜13万円でした。
税金や、賃貸の更新料などを支払った月は、その分金額が大きくなりました!
⑤ 月ごとの金額の内訳
それでは、月の内訳をご紹介します。
なお、かかった金額は、次の3つの項目に分けて記載しています。
・生活費…衣食住など、毎月の生活にかかるお金。
・臨時費…特定の月のみ、臨時で発生する生活費。(賃貸の更新料など)
・税金・社会保障…国や自治体に納めるお金。
それでは早速見ていきましょう!
◎1ヶ月目(6月) 37万8,100円
1ヶ月目の内訳は、以下のとおりです。
項目 | 金額 | 詳細 |
---|---|---|
生活費 | 13万5,060円 | |
臨時費 | 0円 | |
税金・社会保障 | 24万3,040円 | 住民税・国民健康保険 |
合計:37万8,100円 |
1ヶ月目は「6月」だったので、いきなり税金と社会保障の支払いがまとめて来ました。
内訳は、住民税が9万2640円、国民健康保険料が15万400円です。
どちらも前年の所得をもとに支払うので、無職でもそれなりの金額がかかりました。
半年分をまとめて支払ったので、当面はこれで安心…という感じでした。
税金が高い…!!
◎2ヶ月目(7月) 12万3,916円
2ヶ月目の内訳は、以下のとおりです。
項目 | 金額 | 詳細 |
---|---|---|
生活費 | 12万3,916円 | |
臨時費 | 0円 | |
税金・社会保障 | 0円 | |
合計:12万3,916円 |
2ヶ月目は、生活費のみがかかりました。
◎3ヶ月目(8月) 14万9,254円
3ヶ月目の内訳は、以下のとおりです。
項目 | 金額 | 詳細 |
---|---|---|
生活費 | 13万7,254円 | |
臨時費 | 1万2,000円 | 虫駆除業者代 |
税金・社会保障 | 0円 | |
合計:14万9,254円 |
3ヶ月目は、臨時費として、虫駆除業者の料金(1万2,000円)がかかりました。
自宅に虫が出てしまったため、緊急で業者さんを手配しました。
◎4ヶ月目(9月) 13万9,640円
4ヶ月目の内訳は、以下のとおりです。
項目 | 金額 | 詳細 |
---|---|---|
生活費 | 13万5,450円 | |
臨時費 | 4,190円 | 火災保険代 |
税金・社会保障 | 0円 | |
合計:13万9,640円 |
4ヶ月目は、臨時費として、火災保険の支払い(4,190円)がありました。
この支払いで、1年分の保険料の支払いが完了しました。
◎5ヶ月目(10月) 11万8,700円
5ヶ月目の内訳は、以下のとおりです。
項目 | 金額 | 詳細 |
---|---|---|
生活費 | 11万8,700円 | |
臨時費 | 0円 | |
税金・社会保障 | 0円 | |
合計:11万8,700円 |
5ヶ月目は、生活費のみがかかりました。
◎6ヶ月目(11月) 17万5,003円
6ヶ月目の内訳は、以下のとおりです。
項目 | 金額 | 詳細 |
---|---|---|
生活費 | 12万100円 | |
臨時費 | 5万4,000円 | 賃貸の更新料 |
税金・社会保障 | 0円 | |
合計:17万5,003円 |
6ヶ月目は、臨時費として、賃貸の更新料(5万4,000円)がかかりました。
2年に1回の支払いなので、この支払いで当面は支払いなくなりました。
以上が、退職後6ヶ月でかかった総額 108万4613円 の内訳でした。
退職後にかかるお金を計算するときは、以下3つの項目に分けると抜け漏れが発生しにくくてオススメです。
①生活費…衣食住など、毎月の生活にかかるお金。
②臨時費…特定の月のみ、臨時で発生する生活費。(賃貸の更新料など)
③税金・社会保障…国や自治体に納めるお金。
まとめ
今回は、無職になってからかかるお金について、解説しました。
退職後にかかる金額をイメージできると、貯蓄などの準備がしやすくなります。
その後の計画も立てやすくなるので、しっかり確認しておいてくださいね!
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